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介護脱毛とは? メリットやデメリット、注意点まで解説
介護脱毛とは、将来の介護に備えて事前にデリケートゾーン(VIOライン)を脱毛しておくことです。近年、介護時の衛生管理や介助負担の軽減を目的に「介護脱毛」への注目が集まっています。
この記事では介護脱毛の役割やメリット・デメリット、施術前の注意点について詳しく解説します。
介護脱毛とは?
介護脱毛とは、将来の介護に備えてVIOライン(デリケートゾーン)を事前に脱毛しておくことです。近年、超高齢社会の進展により、自宅や施設での介護が必要な方が増えています。そうした中、介護の負担を軽減する方法として注目されています。
アンダーヘアをあらかじめ処理しておくことで、排泄介助の際に排泄物が毛に絡まるのを防ぎ、清掃が簡単になります。さらに、介護を受ける側にとっても肌トラブルやにおいの原因を抑え、快適に過ごせる環境を整えられるメリットがあります。
介護脱毛は介護を受ける側とする側、双方に大きな利点があるとして関心を集めているのです。
介護脱毛のメリット
介護脱毛には複数のメリットがあります。検討の方はぜひご覧ください。
排泄介助の負担軽減
VIOラインの毛を処理すると排泄物が絡まりにくくなり、介助の時間短縮と清潔保持が容易になります。これは介護される人にとっても快適さが増し、介護者の身体的負担や心理的ストレスも軽減します。
感染症リスクの低減
デリケートゾーンの毛を処理しておくと排泄物が毛に付着しにくくなり、清掃がしやすくなります。感染症の原因となる細菌やウイルスの増殖を抑えることにもつながります。
肌トラブルやにおいの予防
長時間のおむつ使用や寝たきりの状態が続くとデリケートゾーンは蒸れやすく、炎症やにおいの原因となります。脱毛を行っておくことで蒸れが減り、雑菌繁殖によるトラブルを防ぎやすくなります。
介護脱毛のデメリットと注意点
将来を見据えた介護脱毛ですが、デメリットや注意点もしっかり理解しておきましょう。
元の毛の状態には戻せない
医療レーザー脱毛は永久脱毛のため、一度脱毛すると元の状態に戻すことは難しいです。特にVラインのデザインについては事前にしっかり検討し、後悔しないよう注意しましょう。
白髪への効果は限定的
脱毛用レーザーは毛の黒いメラニン色素に反応するため、白髪には効果がありません。しかし、黒い毛の処理によって全体の清潔感や衛生環境を改善できるため、白髪が混ざっていても一定のメリットを得られます。
介護脱毛の認知度と人気の部位
レジーナクリニックでは、40代以上の患者さま140名を対象に介護脱毛に関する意識調査を実施しました。
- Q1. 「介護脱毛」を知っていますか?
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- Q2. 「介護脱毛」に興味はありますか?
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- Q3. 「介護脱毛」をする場合、施術したい部位はどこですか?
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- Q4. 「介護脱毛」をする場合、いつまでに完了させたいですか?
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「介護脱毛という言葉を知っていますか」という質問に対し、「知っている」の回答は全体の21%でした。メディアで介護脱毛を取り上げられる機会が増えてきていますが、40代以上における言葉自体の認知度はまだあまり高くないことがわかります。
しかし、介護脱毛を知っていると回答したうち、「とても興味がある」「興味がある」と答えた方は、合計で24%でした。このほか、介護脱毛の言葉を知らなかった方でも、自由回答で「介護脱毛という言葉は知らなかったが、よく知りたい・興味がわいた」という声もあり、関心を抱く人は一定数いることもわかりました。
人気部位はVIOが中心
介護脱毛で施術を希望する部位は、「VIO(デリケートゾーン)」(28%)「全身」(27%)、「下半身」(19%)と、VIOや下半身を含む施術プランへの関心が過半数以上を占めました。
実際、当クリニックの40代以上の患者さまの8割以上がVIOを含む脱毛プランを契約されています。
介護脱毛を検討するタイミング
脱毛は複数回の施術が必要で、完了まで1年以上かかる場合があります。また、白髪が増える前に行うことが望ましいため、50代〜60代前半で検討・開始するのがおすすめです。
介護脱毛を検討するときのポイント
介護脱毛は、将来の介護時の衛生面や介助の負担を軽減する効果が期待できる施術です。排泄介助の負担を減らすだけでなく、感染症リスクの低下や肌トラブル・においの防止など、心身の快適さを保つ大きなメリットがあります。
介護脱毛の需要は今後ますます高まると考えられ、早めに情報収集し、医療脱毛の専門クリニックで相談を行うことで後悔のない準備ができます。将来の自分や介護する家族のために検討してみてはいかがでしょうか。
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